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PA音響用語(は行ーふ・ほ)

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 PA音響に関する用語には、機材機器レンタルするにしても、あるいは、実際にホールなどに出かけるにしても様々な専門用語があります。ここでは、PA音響用語のうち(は行ーふ・ほ)を取り上げます。

ファンタムでんげん(電源) phantom power supply
コンデンサー・マイクロフォンを作動させるための48ボルトの直流電源のことをいいます。
ブイエッチエフ VHF
30~300MHzの電波の帯域のことで超短波と呼びます。テレビやFM放送に使用されている帯域です。

ブイユーメーター VU meter
音声信号を、人間が感じる音量感で表すためのメーターで、0.3秒間の平均値を継続的に表示します。

フェイズ phase
交流波形の位置関係を表す「位相」のことをいいます。周期360度として表した時、基準点からの位 置を角度で表し位相角が180度で「逆相」となります。逆相波形を合成すると合成波は0(信号が存在しない)となります。スピーカーの位 相がずれていたりすると、再生音の定位感が無くなり、安定感の無い音になります。また、シンセサイザーなどでは、位 相を微妙にずらして重ね合わせることにより全く別の波形を持つ音、つまり音色の異なる音を作りだします。

フェーダー 
音量を連続的に増減させるための装置で、一般的には調整卓の音量 調節器(ボリューム)のことをいいます。

フェード・アウト fade out/略記号F.O
徐々に音量を下げて行って音を消すことをいいます。

フェード・イン fade in/略記号F.I
徐々に音量を上げて行って決めたレベルにする、音の入れ方をいいます。

ふとざお(太棹)
長唄などの三味線(細棹)に対して、義太夫や地唄の演奏に使う棹の太い三味線のことをいいます。

プラグ plug
コードに取り付けてある、機器の回線同士を接続する部品のことで、フォーンプラグ、標準プラグ、ピンプラグのほか、キヤノン、丿イトリックなどのコネクターのこともいいます。

プロセニアム・スピーカー proscenium speaker
劇場のプロセニアム・アーチ(額縁)の上部に客席に向けて設置されているスピーカーシステムのことをいいます。

フロント・スピーカー stage front speaker
舞台前面の舞台の框(かまち)の下部の内側に設置されているスピーカーシステムのことをいいますが、最近ではあまり使用されていません。

フロント・ローディッド・ホーン front loaded horn
コーン型スピーカーの前面 に、低音域の放射効率を高めるためにホーンを取り付けたものをいいます。

ボーカル vocal
歌手の「声」、楽曲の「声楽部」などの総称で、ボーカリスト、リードボーカル、ボーカルスコア、などと使用します。またバンドの歌手を指すこともあります。

ホーンがた(型)スピーカー
振動板を持ったドライバー・ユニットとラッパの形をしたホーンで構成される物で、このホーンを通して音が放射されます。中・高音域用に多く用いられ、ホーンの形状によって「エキスポーネンシャル・ホーン(拡がりが素直)」、「コニカル・ホーン(拡がりが緩やか)」、「ハイボリック・ホーン(拡がりが鋭い)」の3種類があります。一般 的に再生帯域は狭いのですが、指向性が鋭く能率が高いことや、特性をフラットにし易く過渡特性が良いのが特徴です。

PA音響用語(は行ーひ)

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 PA音響に関する用語には、機材機器レンタルするにしても、あるいは、実際にホールなどに出かけるにしても様々な専門用語があります。ここでは、PA音響用語のうち(は行ーひ)を取り上げます。

ピアニッシモ pianissimo
非常に弱く演奏することで、ppと表記されます。

ピアノ piano
①打弦の鍵盤楽器で音域は7オクターブ以上にもなり、88鍵が標準です。正式には「ピアノフォルテ」といい弱音(piano)から強音(forte)まで自由に出せるようになったことから名付けられたものです。弦が水平に張られた「グランド・ピアノ」と垂直に張られた「アップライト・ピアノ」の2種類があります。グランド・ピアノは大小さまざまあり、最も大きいものはフル・コンサート・タイプ(通 常フルコンと略して呼ばれます)で音量も大きく響きも豊かになります。Pfと表記されます。 ②弱く演奏することをいい、pと表記されます。

ピーエー P.A/public address
拡声装置によって情報を大衆に伝達することを意味する言葉で、普通「PA」と略していいます。商店などの案内放送からコンサートの拡声まで、広い意味で用いられます。

ピーエーデー PAD/pad
減衰量を可変出来ない固定型の抵抗減衰器のことで、パッドといいます。

ピーエフ PF
プリフェーダーを略した言い方で、操作卓のフェーダーの位置(本線の送出レベル)に関係なく、ソロ回路、AUX回路、FB等に音声信号を送り出せるようにフェーダーの前で分岐することをいいます。また、その時点での信号をヘッドフォンなどでチェックするための機能に、PFL(プリフェーダーリッスン)があります。

ピーエルエル PLL/phase locked loop
ワイヤレス・マイクの受信機のチューニングのために使用される回路です。位 相や周波数が基準信号と同期した出力を得られる電子回路で、位相検出器・ローパスフィルター・電圧制御発振器で構成されています。

ピーク peak 音の波形、音量、音圧などの最も高い位置を指す言葉で、「波形値」ともいいます。

ピーク・レベル・インジケーター peak level indicator
ピーク・レベルを表示するために、あるレベル以上の信号が入ると電子回路で検出し、発光ダイオードなどを点灯させるものです。

ピーク・レベル・メーター peak level meter
入力信号の波高値を指示するメーターです。パルス成分の多いおとのピークはVUメーターでは監視できないため、録音やSRには欠かせない物です。

ピーシーエム PCM/pulse code moduration
音をデジタル化するために、おとを短冊状に切り取り、その一つ一つについて、その レベルに応じた「符号(コード)」に変換する方式のことをいいます。短冊状に切り取 ることを「標本化(サンプリング)」、その標本化する回数を「標本化周波数」といい、 たとえば32KHなどとなどと表記します。符号に変換することを「量子化(コード化)」 と言い「ビット(bit)」で表します。

ピーゼットエム PZM/pressure zone
microphone 音を反射させる板の上に単一指向性のマイクロフォン・ユニットを下向きに垂直に装着させたものです。一般 的なマイクは音源からの直接音と壁や天井などからの反射音が時間的にずれて入り、位 相差が生じます。この位相のずれによる干渉を抑えるために反射音だけを収音しようとする物です。アメリカ・クラウン社の製品名です。

ビーティーエル BTL/balanced transformerless
比較的に低い電源電圧で高い出力を得るために用いられる回路方式のことで、2組の回路を互いに逆相で駆動し、それぞれの出力を合成して一つのスピーカーを接続する方法です。ステレオアンプを高出力モノラルアンプとして使用する際にBTL接続をします。

ビート beats
いわうる「うなり」のことで、周波数のわずかに異なる二つの音が重なり合う時に生じる合成波の振幅が周期的に変化することで生じる音をいいます。

ピチカート pizzicato
バイオリンやチェロなどの弦楽器を弓を使わずに指で弾いて演奏する奏法のことをいいます。 ピッチ pitch 音程、音の高さ(周波数)のことです。テープレコーダーなどでは音の高さはテープの走行スピードと関係があり、回転速度を調節して録音されている音の高さを変えることを「ピッチコントロール」といいます。テンポを変えずに音程を移動できる装置のことは「ピッチシフター」、「ピッチチェンジャー」などといいます。

ビット bit
デジタル信号を表すときの最小単位です。1ビットは「0と1」の二つの値を持ち、1ビット増えるごとに表現できる数は2の「ビット数」乗になっていきます。CDなどに採用されている16ビットの機器では2の16乗、65536個のデジタル信号が伝送出来ることになります。
ビブラート vibrato
声楽や楽器の演奏で普通に用いられる技巧の一つです。「震える」という意味で「音の高さの微妙な揺れ」をいい、同じ音の反復である「トレモロ」とは区別 します。

びわ(琵琶)
洋梨型の幅広の胴を持つリュート系の楽器で棹の上方部分(糸倉)がほぼ垂直に曲がっている4弦の撥弦楽器です。楽琵琶・平家琵琶・薩摩琵琶・筑前琵琶などの種類があります。
ピンク・ノイズ pink noise
あらゆる周波数の音を均等に含み、なおかつ1オクターブの範囲に含まれる信号のエネルギーが一定の雑音のことです。ホワイト・ノイズをローパスフィルターに通 して聴感上平坦にしたものが「ピンク・ノイズ」で、測定用信号として用いられます。

ピン・マイク pin microphone
「タイピン・マイク」のことで「ラベル・マイク」ともいいます。

PA音響用語(は行ーは)

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 PA音響に関する用語には、機材機器レンタルするにしても、あるいは、実際にホールなどに出かけるにしても様々な専門用語があります。ここでは、PA音響用語のうち(は行ーは)を取り上げます。

ハースこうか(効果) Hass effect
複数の音源から同じ音が送りだされた時、耳に最初に到達した音の方向に音像が定位 する現象のことをいいます。耳に到達する音の時間差は1~30ミリセカンドです。またこの効果 は遅れてくる音が最初の音より10dB位大きくても成立するため、いろいろな使われ方があります。

ハーモナイザー harmonizer
「ハーモナイザー」というのはレキシンコン社の商品名で、一般名称としては「ピッチ・トランスポーザー」といいます。声や楽器音をテンポを変えずに音程だけ変化させる装置のことで、ピッチの異なる楽器のピッチを合わせたり、逆に少しずらしたりすることによって演奏者が増えたような効果 を得ることが出来ます。

ハーモニー harmony
二声以上の和音(chord)のつながりのことですが、旋律はハーモニーの制約を受け、調性は和音の結び付き方で決まります。また調和がとれている状態を指すこともあります。
ハイうけ(受け)
信号ラインの接続方法で信号源のインピーダンスを低くし、負荷側のインピーダンスを高くして接続する方法で「ロー・インピーダンス送り、ハイ・インピーダンス受け」といいますが、省略して「ロー出し・ハイ受け」または「ハイ受け」といいます。電圧損失が少ないことや、負荷の並列(パラ)接続がし易くなる利点がありますが、磁気誘導を受け易くノイズが加入し易い欠点があります。

ばいおん(倍音) harmonise tone
ある周波数の音のn倍の周波数を持つ音をいいますが、主として可聴域の音に使用される言葉です。倍音が多い音ほど「豊かな」音になると言われています。

ハイ・カット・フィルター high cut filter
高音域を減衰させ、中低音域を通過させる回路のことです。

バイノーラルしゅうおん(収音)
ヘッドフォンによる立体再生音を目的に始められたもので、2本のマイクを人間の両耳の間隔程度に離して設置するステレオ収音の方法です。人間の聴覚に出来るだけ近づけて収音しよとする考え方からの方式です。

ハイパー・カーディオイド hyper cardioid
単一指向性マイクロフォンの一種で、スーパー・カーディオイドよりもさらに側面 の感度を下げた物のことです。正面と背面の感度差は少なく、従って背面からのかぶり音が多くなります。

ハイ・パス・フィルター high pass filter
低音域を減衰させ中高音域を通過させる回路のことです。一般的には20~240Hz位 の音域を減衰させるように設計されています。

ハウスおくり(送り)
劇場やホールに音響機材を持ち込んでPA(パブリック・アドレス)を行なったりSR(増幅補強)をする場合に、持ち込み卓でミキシングした音を劇場設備(プロセニアム・スピーカーや調光室・楽屋などの運営系モニター)に送ることで、小屋送りともいいます。

ハウリング howling
マイクで拾った音を増幅してスピーカーから出した時に、スピーカーから出た音が再びマイクに収音され増幅されてスピーカーから出される、このループがあるレベルに達すると生じる発振現象のことをいいます。

バウンダリー・レイヤー・マイクロフォン boundary layer microphone
ジュラルミンなどの反射板にマイクロフォン・ユニットを埋め込んだ物で、構造的には「プレッシャー・ゾーン・マイクロフォン(PZM)」に近い物ですが、マイクロフォンのすぐ近くの反射音を収音しないように設計してあります。

バス bass
男声の一番低い声域、あるいは楽曲の中の一番低いパート(声部)を指します。楽器の場合は同種の楽器の中で一番低い音域を持つものをいい、バス・クラリネットなどと用います。4ウェイのスピーカー・システムではローとミッドの間をミッド・バスといいます。
バス・レフレックスがた(型) bass reflex
スピーカー・ユニットの背面から出る音は前面から出ている音の逆位相となります。そこで共振ダクト(ポート)を設けて背面 からの低音を共振させ、位相を反転して、つまりスピーカー前面からの音と同位 相にしてポートから出す方式です。「位相反転型」、または略して「バスレフ型」といいます。

はちょう(波長) wavelength
音波が一回の振動(1周期)の間に進む距離のことで、音波は秒速340mですので、100Hzの波長は3.4m、10kHzでは3.4cmとなります。

バック・ローデッド・ホーン back loaded horn
スピーカー・ユニットの背面にホーンを取り付けた物をいいます。背面に出された音のうち低音域がホーンによって前面 に出てくるようになっているために、低音域が補強されます。

パッシブ・イコライザー passive equalizer
増幅度のある部品(トランジスタやオペアンプ)を用いない音質調整器のことです。使用には電源を必要としませんが、これを挿入すると何dBかの損失が生じ、出力レベルが下がります。

パッシブ・ラジエーター passive radiator
バスレフ型のポートに相当する作用を行なわせるためのコーン型スピーカーの振動板だけの物のことで、「ドロン・コーン」ともいいます。低音域で共鳴し低音を前面 に出すので、小型システムの低音補強用として用いられます。

パッチ・コード patch cord
端子同士を接続するための両端にプラグやコネクターを取り付けたコードのことです。一般 的に2m以下位の物をいい、パッチ・ベイに使用します。

パッチ・ベイ patch bay
機器や装置の入出力端子回路を集めたパネルのことで、目的に合わせて機器のつなぎ換えや分岐を簡単に出来るようにした物です。パッチ盤ともいいます。

パッチング patching
端子間を接続することで「パッチする」ともいいます。

パッド pad
回路の途中に挿入して信号を減衰させるための物で、一般的に減衰量を可変できない固定型の抵抗減衰器を指し、可変型は「アッテネーター」と呼んでいます。

バッファー・アンプ buffer amplifier
二つの回路を結合する場合に回路間の悪影響を取り除くために緩衝の目的で挿入接続するアンプのことです。

はねかえり(返り)スピーカー fold back speaker
演奏している楽器の音や声を、ステージ上の演奏者や歌手に送り返して、演奏し易く・歌い易くするためのモニター用スピーカーのことで、「ステージモニター」、「返し」ともいいます。ステージ両サイドにたてる物を「サイド・フィル」、演奏者などの足下に置く物を「フット・モニター(転がし)」ともいいます。

パブリック・アドレス public address
拡声装置によって情報を大衆に伝達することを意味する言葉で、「PA」と略していいます。商店などの案内放送からコンサートの
拡声なで、広い意味で用いられます。

ハミング humming
歌詞を歌わずに唇を閉じて口の中で共鳴させて歌うことです。

ハム・ノイズ hum noise
交流電源の周波数(50Hz、60Hz)とその高周波成分が信号に混入して発生する「ブーン」、「ジー」というような連続音のことです。電源回路からの漏れやトランスからの誘導などに起因します。

パラ parallel
パラレルの略で、並列に結線することをいいます。

ばらす
仕込んである音響機器などを撤収することをいいます。

パラだし(出し)
同一のプログラム・ソースを二つ以上の回線に分けて出力することです。

パラどり(録り)
同一のプログラム・ソースを二台以上のテープレコーダーなどで同時に録音することです。
パラフレーズ paraphrase
ある曲に新しい技巧を加えたり、他の曲に移して改編すること、またはその曲のことをいいます。

パラメトリック・イコライザー parametric equalizer
音質調整器の一種で、中心周波数帯域幅(Q)および各帯域ごとの出力レベルを可変できる、周波数特性の補正装置です。

バランスがたかいろ(型回路) balanced circuit
信号線としての2本の芯線を外部雑音から遮蔽するためにシールド線で覆っている回路のことで、2本の芯線は逆相の電流を伝送し、伝送途中で誘導されるノイズは2本の芯線に同相で入るため、入力トランスで打ち消されます。このためアンバランス型よりもケーブルを長く延長することが可能になります。

バリトン bariton テノール(テナー)とバスの間の男声音域、またはそのパートのことです。また歌手や楽器のこともいいます。

パルス pulse 本来は「脈拍」を意味する言葉ですが、直流でも正弦波の交流でもない、断続された電圧・電流のことを指します。通 信信号・デジタル機器に多く用いられています。

バロック baroque<仏>
17~18世紀中期にヨーロッパで盛んだった芸術上の様式です。ルネサンス期の古典主義の対して、流動感が強く表現されます。

パロディー parody
良く知られた作品などを模しながら、内容を変えて滑稽化したり、風刺したりすることを、またそのような作品をいいます。

パワー power パワー・アンプからスピーカーに供給出来る電力のことで、ワット(W)で表します。

パワー・アンプ power amp.
「プリアンプ」からの出力をさらに電力増幅する装置のことで、スピーカーを駆動させるための物です。「電力増幅器」、「メイン・アンプ」ともいいます。

はんしゃおん(反射音) reflect sound
天井や壁などで反射された音のことで「間接音」ともいいます。

パンチ・イン/パンチ・アウト punch in/punch out
マルチトラック録音に用いる操作方法で、再生中の指定したトラックに瞬時にバイアスをかけ録音状態に切り換えることを「パンチ・イン」といい、この状態から瞬時に再生状態に戻すことを「パンチ・アウト」といいます。誤った演奏の部分的な再録音やかぶせ録音などに用います。

ハンド・マイク hand microphone
マイクロフォンのうちボーカルやインタビュー用として手に持って使用する物のことで、タッチ・ノイズやふかれ雑音(ポップ雑音)への対策がなされています。「ハンドヘルドマイク」と書かれることもあります。

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