02PA用スピーカーの最近のブログ記事
PAや音響のレンタル機材・機器として、必ず必要なものの一つにスピーカがあります。ケーブルは機器と機器を接続して電気信号を適切に送るために必要となってきます。ケーブルの接続コネクターには、次のような種類があり、機材や機器の種類に応じて一緒にレンタルする必要があります。
PA音響でレンタルするスピーカーユニットの種類
(1)コーン型スピーカー
コーン型スピーカーは、円錐形の振動板を動かして音を出すスピーカーです。低音再生用の口径40cm程度のものから、高音再生用の5cm程度のものまでが使われます。コーンは、紙、ポリプロピレン、アルミ、各種の繊維を編んだものなどが使われます。コーン外周のエッジは、コーンと一体成形したもの(フィクスドエッジ)もありますが、一般的にはウレタンフォーム、ゴム、布にコーティングしたものなどが使われます。
(2)ドーム型スピーカー
ドーム型スピーカーは、ドーム型の振動板を動かして音を出すスピーカーです。中音再生用の口径10cm程度のものから、高音再生用の2cm程度のものまでが使われます。 振動板は、絹や綿や化繊などの布類を使うソフトドームと、アルミやチタンやベリリウムなどの金属を使うハードドームがあります。このタイプは指向性が良いことが特徴です。
(3)ホーン型スピーカー
ホーン型スピーカーは、ドーム型やリング型の振動板(ダイヤフラム)から出た音をフェイジングプラグやイコライザーで絞ってからホーン(ラッパ)に接続したスピーカーです。 振動板は、アルミ、チタン、ベリリウムなどの金属が使われます。ホーンには、樹脂、金属、木材などが使われます。能率が高いことが特徴で、PA用や大型スピーカーの中音用や高音用に使われます。
(4)リボン型スピーカー
リボン型スピーカーは、リボン型の薄い振動板を持った、超高音用に使われるスピーカーです。 リボンには、アルミやベリリウムなどの金属箔が使われます。振動板がボイスコイルを兼ねるためインピーダンスが低く、マッチングトランスが内蔵されています。
PA音響でレンタルするエンクロージャーの種類
(1)平面バッフル型スピーカー
平面バッフル型スピーカーは、穴をあけた平面板にスピーカーユニットを取り付ける形のものです。低音の出力レベルが少し低いものの、開放感のある音が特徴です。ユニットは干渉をさけるため、バッフル板の中心から外して取り付けます。実用的な大きさは、幅70cm×高さ90cm程度以上からになります。
(2)後面開放型スピーカー
後面開放型スピーカー平面バッフルの周りを折り曲げた形のものです。平面バッフル型よりも小型にできます。平面バッフルと同様に低音の出力レベルが少し低いものの、開放感のある音が特徴です。ラジオやテレビのキャビネットなどに使われてきた方式です。
(3)密閉型スピーカー
密閉型スピーカーは、後面開放型の後ろを完全に塞いだ形のものです。素直な音が特徴です。 位相特性もバスレフなどの共振を利用した方式より優れています。1960年代にはBTS規格の16cmフルレンジユニットが50~80リットルの大きめの密閉箱で使われました。
(4)バスレフ型スピーカー
バスレフ型スピーカーは、密閉型に穴をあけて、低域共振用のポート(ダクト)を取り付けた形のものです。密閉型に比べて、十分な低音を再生できるのが特徴です。市販のスピーカーでは、この方式が標準となっています。ポートは、前面か後面にあり、スポンジや吸音材を適当につめて低音出力レベルを落とすこともできます。
(5)ダブルバスレフ型スピーカー
ダブルバスレフ型スピーカーは、バスレフ型の内部を二つに分けて、内部にもポート(ダクト)を取り付けた形のものです。箱は大きくなりますが、深みのある優しい低音が特徴です。
(6)フロントロードホーン型スピーカー
フロントロードホーン型スピーカーは、スピーカーユニットの前にホーンを取り付けた形のものです。高能率の独特の音が特徴です。ホーンが大型になるため、コンクリートや木材を使って特別に制作されたものが使われます。
(7)バックロードホーン型スピーカー
バックロードホーン型スピーカーは、スピーカーユニットの後ろにホーンを折り曲げて取り付けた形のものです。高能率の独特な音が特徴です。ホーンの長さ(音道)が、2.0~2.5メートルのものでも音のバランスが良好です。前面にホーン開口があるものが一般的ですが、後面にあるものは点音源的な音像定位が得られます。
(8)コンビネーションホーン型スピーカー
コンビネーションホーン型スピーカーは、フロントロードホーンとバックロードホーンとを組み合わせた形のものや、フロントロードホーンとバスレフ(左図)とを組み合わせた形のものなどがあります。大型で高能率なので、劇場用やPA用に使われています。